保険販売の仕事を始めるにあたって、あなたの最大の資産はなんでしょう?

資金?知力?体力? どれも大切ですが、私は「ベースマーケット」こそが事業開始にあたっての最大の資産だと考えます。これまでの人生における様々なシーンで知り合ってきた人々のことです。言い換えれば、全員ではないにしろ、あなたの良き支援者となる可能性がある人々とも言えます。さらに表現を変えれば、あなたの事業の「資本金」です。 資本金ですから、「この資本の有効活用」を考えることが、あなたの事業展開にとってとても重要です。 ところが、短期間でリタイアする保険プレイヤーはこの資本金を「食い潰して」ゲームオーバーです。 もっとも、放っておいたら多くの場合、これが普通ですかね…。
なぜそうなってしまうのでしょうか?

【早期ゲームオーバー 代表的な5つの行動パターン】    
●人間関係に甘えて、プロセスを疎かにする  
●手っ取り早い契約を目指し、プロセスを疎かにする  
●「自動車保険なら替えてやる」の一言で、それだけ売る  
●「1万円くらいなら何か入ってやるよ」で適当に見繕う  
●保険料変わらないならいいよ、で保険金額を下げて売る  

これでは「過去の人間関係を換金」しているだけですね。およそビジネスとはかけ離れた「物乞い」に近い活 動です。あなたの保険販売に込めている思いは全く伝わっていません。(というか”想い”はありますか ?) ですから、もちろん紹介も出てきません。紹介をお願いしても、「お前だから入ってやったけど、 紹介はちょっと…」。たいていの場合はこうなります。結局、一通り知り合いを回って一巡したら、それで終わりです。 もう行くところがありません。

こうなると、よく言われる保険販売を揶揄した「保険販売のGNP営業(後述)」以前のお話。

知り合い⇒お願い⇒個人年金(or自動車保険)

…の繰り返しで早期退場です。 もっとも、昨今の予定利率の低さでは「お付き合いで個人年金」も簡単ではなさそうですが…。

知り合いだからこそ、資本金であるベースマーケットであるからこそ、真剣にセールスプロセスを進めていく。自分の保険販売に込める想いを理解してもらう。できれば共感してもらう。「単なるお付き合いな ら、入ってもらわなくてもかまわない」くらいの覚悟が必要なのです。あなたの決意・信念に触れるから こそ、人は動くのです。あなたに多くの人を紹介してくれるキーマンも出現してくるのです。 知り合いだからこそ、胸を借りる気持ちで「あなたの理想の商談」にトライするのです。 それができなければ、あなたは本当に「惨めな物乞い」で終わってしまいます。